ハイブリッド パーペチュアル - HP #02
概要
ハイブリッド ティーローズへと移行する前段階の系統、いいかえればオールドローズの最終形態ともいえるでしょうか。さまざまな系統(ブルボンやティ、ノアゼットなど)が交配されているため、起源ははっきりしませんが 1830 年頃に確立したといわれています。より大輪で強健、加えて繰り返し咲く夢のようなばら。
実際にはパーペチュアル(四季咲き)といえるほどの返り咲き性は得られませんでしたが、当時の育種家たちの、ばらに対する理想や情熱が今もなお、華麗な花の中に息づいているようです。この系統とティー ローズとの交配によりやがて完全な四季咲きのばらラ フランスが生み出され、現代バラの礎となり、ばらの多様性はよりいっそう広がってゆきます。