ハイブリッド ティー - Hybrid Tea #08
概要
古花・銘花について
アーリー ハイブリッド ティともいわれます。19 世紀半ば、フランスのギヨーの畑で偶然発見されたバラは大輪で四季咲きし、樹形は小型でした。その後ティー系のバラとハイブリッド パーペチュアル系のバラを交配することで同様の品種が作れることを英国の育種家が実証します。
多くの育種家が、夢と情熱を持ってこの交配に挑戦し、個性豊かな品種が次々と発表されました。いずれも育種家の感性が反映された芸術品のような品種をご紹介します。
ピース以降の品種について
バラがお好きな方ならピースの名前を知らない方はいないでしょう。20 世紀のバラの代表といわれるハイブリッド ティーの名花です。
豊かな資質は受け継がれ、ピースの F1 (交雑第一世代、直系の子供)は 280 以上を数えるそうです(モダンローゼス XI)。
第二次大戦後バラの栽培は一般市民にも広がりその推進役は大輪四季咲きで誰が育てても良花が得られるピースとその子供たち、孫たちでした。ハイブリッド ティーが 20 世紀のバラと呼ばれる所以です。